プロフィール – 家族のこと

わが家の家族構成

私は現在、妻と娘と息子の4名でアメリカのノースカロライナ州に一緒に住んでいる。こちらに来た時は、娘は7歳、息子は4歳であった。私も妻も帰国子女ではなく、留学経験なども特になかった。強いて言えば、私が新人社員研修で半年ほどアメリカで暮らしたことがあるという程度で、どちらかというと日本ドメスティックな家族によるアメリカへの一斉移住という感じであった。

それでも妻はアメリカ移住に乗り気

アメリカ生活を始めるにあたり、夫婦でそれなりに英語の勉強に勤しんだが、仕事で英語を使う私と比較し、妻は渡米当初はそれほど英語を話せるわけではなかった。が、妻はアメリカ移住については乗り気だったので、多くの駐在日本人が挫折するESLという英語が母語でない人のための英語クラスもなんなくこなし、お金を払ってコミュニティカレッジに通って英語を勉強するほど熱心であった。未だに電話で話すのは得意科目ではないようであるが、日常生活に全く不自由のない英語力を今は身につけている。

パートナーの言語の能力というのは、あるには越したことはないが、そんなに大事ではないと思う。むしろ「アメリカに移住する」ということについて乗り気がどうかが最も大事であり、それさえあれば、言語力や生活力、そしてそれを養うための努力というのは自然と伴うものである。日本に一刻も早く帰りたいという駐在妻がアメリカには多くいるが、妻はアメリカ生活での生活を楽しんでいるので、それが私にとっての何よりの助けである。。

私は未だに恨んでいるであろう子どもたち

わが家の子供たちは、二人とも日本が大好きなので、親の都合でアメリカに連れてこられたことについて、未だに私を恨んでいるに違いない。業務の命令でやむなく渡米というのであれば仕方がないが、自ら率先して移住というのが我慢ならん、というのは娘にたまに言われることである。一時期反抗期と重なり、大いに荒れた時期もあったが、年月もたち、それぞれ成長し、今は現状を受け入れ、「日本の大学に絶対に行ってやる」と虎視眈々と機会をうかがっているに違いない。

子どもたちの英語力の話

子どもたちは、アメリカに来る前は一切英語の勉強をしていなかったので、英語は全くわからない状況であった。学校に行っても何もわからず、学校に行きたくないと涙にくれる日々もあったが、それらを乗り越え、英語力については既に私の手の届かないところに行ってしまった感はある。特に発音については私が子どもたちに追いつくことは不可能であろう。が、アメリカで自分の子どもが英語を習得する過程をつぶさにみてきた親の立場として、「子どもは直に自然と英語を話せるようになるので帰国子女は羨ましい」という悪しき一般論は、声を大にして否定したい。そういう子どもたちも勿論いるとは思うが、日米の両言語を習得するのはそれ相応の努力と苦労が伴うことは少し想像力を働かせればわかることのはずだ。まぁ、このトピックについてはおいおい語っていきたい。

帰国子女や留学経験者でなくてもアメリカ移住は可能

配偶者、並びに子供の有無によって生活というのはがらっと変わるので、結婚して子供がいる方には、本ブログの情報は参考になると思う。「帰国子女や留学経験者はそもそも言語力が違うので参考にならない」と感じる方もいると思うが、夫婦ともどもそういうカテゴリーには属さないので、「そういう経験がない人でもそこそこやれるんだ」という勇気を皆さんに与えることができたら嬉しい。

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次
閉じる